言いたい事、やりたい事。

ニコニコのブロマガから移転。あと数年の命らしい。

ハロウィンって何の行事だっけ。

今回の記事を書く前に一つ。

前回の安田純平氏の記事が「話題の記事」として取り上げられた為、多くの人が私の拙い記事を読んでくださいました。
実は今回「話題の記事」に挙げられたのが2回目で、1回目はテニスの大坂なおみ選手が全米オープンで優勝した時の話でした。
その時はコメントで非常に厳しい意見を頂いており、如何に自分には文才が無いか身にしみました。
今回の安田氏の記事に関しては、戦場カメラマンの渡辺氏のコメントと思われる内容が、事務所から「そのような事実はない」と発表があったとのご指摘があり削除したりはしましたが、基本的にその当時のニュース記事及び画像を纏めて極力事実関係を確認する事に努めたつもりですが如何だったでしょうか。

それにしても「話題の記事」の選考基準ってどうなってるんでしょうね。私の様な拙い記事でも選ばれるって事は単にその時の旬の話題を取り上げてるだけな様な。

さて、ここからが今回のお題です。
タイトルを見てもうお分かりかと思いますが、今回渋谷で起きたハロウィンの暴徒化のニュースを見てこの話題にしようと決めました。
(本当はもっと軽いゲームの話題でも書こうかと思ってましたがそれはまた今度)

最初の騒ぎでまず気になったのは10/27の「軽トラックを横転させた」出来事です。
これは動画サイトにその現場を撮影してたのが上がってます。
Youtubeの動画が分かりやすいですがニコニコでも「渋谷 軽トラック」で検索するだけでいくつか出てきます。
そして、その運転手の娘さんという方がTwitterで下記の様に訴え、

拡散希望】こちらの動画に映っているのは私の父の軽トラです。非常に迷惑です。こんな酷いことをされる理由が理解できません。警察に被害届を出しています。許せません。泣き寝入りはしません。 -2018.10.28 10:17:40-

※上記のツイートは11/2に確認したところ削除されてました。
※無関係な人が自分のスパム記事拡散するために自演した可能性あり。

とは言え軽トラが横転させられたのは動画を見れば明らかなのだが、その動画でのこの運転手さん本人の言動、

しかし若者らが乗る前からの鮮明な映像が公開され、それを確認すると「乗れ乗れ乗れ!」と運転手が若者らに荷台に載るように煽っていたことが分かった。これが原因でエスカレートし、荷台から今度は屋根に、最終的に横転させられてしまった。 -ニコニコニュースより-

これを読んだ一部の人が「自業自得じゃないか」と運転手さんを責めていますが、

そもそも荷台に乗せようが何しようが「横転させて良い」という理屈にはなりません。
責められるのは横転させた人達である事は何ら変わらないのです。

次の事案ですが、28日早朝「ラーメン店の券売機に水をかけて故障させた」という内容。



上の内容を見てもらえばわかるがこちらもひどいものである。

こちらは後日、本人が謝罪しに来たとの事で被害届は棄却したそうですが、知人に指摘されるまで気付かず、当時の事は酔ってて覚えがないという体たらく。
少し甘い気もしますが、店の人の

「私も若い頃、酒で記憶を失くした経験があるのですが、何をしでかしたのか不安で仕方がなかったです。彼も記憶が無いとのことですし、券売機は壊れましたが人を傷つけたわけではないので……」 -ニコニコニュースより-

という寛大な言葉で、券売機の弁償のみで謝罪を受け入れたとの事。

尚、ハロウィン当日の10/31には暴行、喧嘩や痴漢などの行為などで、13人が逮捕された模様。
(上記の下線のついた文はFNNの当該サイトにリンクしてます)
思ってたよりも少ない。実際はもっと多いでしょうね。

この二つの事案ですが、共通点があります。
それは、「周りの人が止めようとしない事」です。
軽トラ横転の方は百歩譲って「下手に止めようとして逆ギレされて暴行を加えられたらどうしよう」と思ったかもしれません。
しかし、券売機を故障させた件は、先ほどの店の人がこの様に話したそうです。

また映像には、暴走する当該者を止めない仲間たちも映されていた。奥村さんは「正直、酒癖は直らないと思います。なので本人が気をつけると同時に、周りの人間が助けてあげるのも必要なのではと思います」という。 -ニコニコニュースより-
※奥村さんというのは店の人です。

赤の他人を咎めるのを躊躇するのは分かるが、仲間だったら止めろと言いたい。
あと、何でも酒のせいにするのは同じ酒飲みとしては看過できない。
記憶がなくなるまで飲めば何をやっても良いという訳ではないのだから。

と、二つの件を書いてみてふと気づいて調べてみたのだが、この渋谷での大騒ぎ、そもそも主催者がいるイベントという訳ではない模様。
これで交通の妨げになっても警察が交通整理してるとか意味が分からない。
まあだからこそ渋谷区長は「怒りを感じる」とか他人事のように言ってるわけだ。
しかも「有料化も検討している」とか一体何を言ってるのか・・・

こんなの区議会で条例作って禁止すれば済むだけだと思う。
そして、禁止区域で集まったり暴れたりしたら条例違反で取り締まればよい。
というか27日の時点で暴徒と化してるのだから、31日の時点で禁止すべきだったのでは?

有料化にしたところで、「じゃあ金払ったんだから何しても良いだろう」とか、「有料にするなら別の無料で集まれる所で騒ぐだけ」等、根本的な解決にはならないと思う。
元から渋谷のイメージって「若者の街」って感じだけど、その若者のせいでどんどん渋谷の評判が悪くなってる事に気づかないのだろうか・・・いや、気づいていても「自分には関係ない話」だと思ってそうに見える。

最後に、当時渋谷に集まった連中でハロウィンの本当の意味を知っている人がどれ位いただろうか。以下まとめ記事より。

ハロウィンの歴史はとても古く、古代ケルト人(紀元前5世紀から紀元前1世紀頃にヨーロッパ中部・西部で栄えたとされる民族)が行っていた、その年の収穫を祝うとともに悪霊を追い払う儀式(祭)が起源とされています。
古代ケルトでは、1年の終わりが10月31日で、この日の夜は死者が親族を訪れ、一緒に悪霊もやってきて子供をさらうなど、悪さをするものとされていました。その後、キリスト教万聖節が混ざり「ハロウィン」として行われるようになりました。
ただし最近では宗教的な意味合いは薄れ、カボチャをお化けの形にくりぬいたジャック・オー・ランタンといわれるものを飾り、仮装した子供たちが「Trick or treat! 」といいながら近所をまわりお菓子を貰うお祭りになっています。

また大人や子どもに関わらず、仮装をして楽しむイベントになっています。

ハロウィンの仮装は、魔物に似た装いをすることで彼らの仲間と思わせ身を守るためのものだった。

ハロウィンは日本のお盆同様、先祖の霊が帰ってくるのですが、先祖の霊だけでなく魔物もやってくるので、悪霊に魂を取られないように人間が仮装で魔物のふりをして、魂を取られないようにしているんですね。


まあ知っていればあのような騒ぎ方はしないと思うのだが。

ちなみに他の行事でも、クリスマスに関してはかなり日本に浸透してるし、それほど本来の行事とかけ離れてるわけではないと思うが、今回のハロウィンをはじめ、バレンタインデー・ホワイトデー・恵方巻等、本当の由来を調べると如何に変な事をしているかが分かる。(あと大安とか仏滅とか)まあ個人のせいというより焚き付ける側にのせられてるという感じだが。

尚、これは私見だが、このように渋谷などでハロウィンと称して周りにお構いなく騒ぎ暴れる人達もいれば、日本古来の風習の年末の除夜の鐘に「うるさい」とクレームをつける人もいる今の日本って、何かおかしいような気がする。

除夜の鐘を騒音扱いするクレーマーに愕然 -まとめ記事より-(下線部分リンクしてます)

ではでは。